先日、アメリカン・エキスプレス×NewsPicksによる、理想の働き方を考えるイベントに参加してきました。

同様のイベントとしては2回目ということで、“個人の時間の使い方”にフォーカスし、実践的なワークショップと有識者によるパネルトークを交えて、自分自身にとって理想的な“タイムマネジメント”について考えるとのことであります。

まずは今回のパネリストの1週間のスケジュールを公開していただきました。
登壇された方は、
・株式会社トレタ代表取締役 中村さん
・ライフスタイルアクセント株式会社代表取締役 山田さん
・アメリカン・エキスプレスインターナショナル日本社長 清原さん
そしてモデレーターが
・& Co. 代表取締役 横石さん
という組み合わせ。

まず、山田さんから。山田さんは基本的に早寝早起きで5:30に起きているそうです。また日課で英会話を朝の30分の時間を使ってされているとのこと。
そのほかは工場周り等、移動にかなりの時間が割かれているようです。
中村さんは、最近は特に「健康に過ごす」意識を強く持っているとのことで、朝と週末のジョギングの時間、それと毎週1回のスポーツジムを先に確保して、仕事をそれ以外に入れるようにしているそうです。今まではやりたいことを全部やろうと思って色々予定を入れていた時期もあったそうですが、そうすると逆に仕事もプライベートもうまく回らなくなったとのこと。また仕事柄会食も多いのですが、それを週3回にするといった、自分で決めたルールを忠実に守るスケジューリングをしているとのことです。
清原さんは、土日は絶対仕事をしないと決めており、夏の間は軽井沢に別荘を借りて新幹線通勤とのこと。この移動時間を有効に活用することがポイントとのことでした。海外との会議も多いので22時スタートのテレビ会議もあるそうなのですが、そういった会議も会社内で必ずしなければいけないわけではないので、場所と時間にこだわらずに働いているそうです。
移動時間の活用については山田さんも言及しており、山田さんも盛岡の工場とかからの帰りの新幹線の移動時間で溜まったタスクを消化しているとのこと。短い移動時間で乗り換えがある移動では集中するのは難しいですが、清原さんも山田さんも新幹線のように長距離移動の際にはその時間をうまく活用しているようです。昔と違って、移動する時間を豊かにするツールとしてスマホやタブレットもあるし、通信環境も充実していることもまた、おおきなポイントとのこと。
私のように寝たり食べたり飲んだりしているだけではダメなのですねー。
そのあとワークショップで自分自身の一週間を振り返るわけです。
こちらが私の一週間。

見事なまでにみなさんと違って2時就寝7時起きという夜型。しばしばネットに夢中になると3時を回って就寝ということも。むしろ0時に寝て5時起きの方に変えた方が良い感じだなあ。
12時に寝ていないのは家族が寝てから、自分の時間を使ってブログを書いたりしているわけで、それを一人で早起きしてもまったく問題ないわけですしね。
そしてワークショップの2つめは
1日(24時間)の現実の時間配分と理想の時間の配分を書き出してみる作業。これが両方とも近いと幸せとのこと。
さっそく私も作成してみました。

私の理想は、睡眠、仕事、プライベートが3分の1ずつという円グラフ。ですが、現実は通勤時間、会食の時間等もありちゃんとそのようにならないのが現実です。幸いにして勤務時間は理想形の時間なのですが、やっぱり移動時間が勿体無い。往復で3時間くらいはかかっているのと、これは会社員の皆さん同じかもしれませんが、「会社に行く準備」って意外と時間を取ってますよね。ワイシャツを着たり、髭を剃ったり、女性だったら身だしなみを整えるのにもっと時間がかかるかもしれません。その時間も考えると、「会社に行って仕事をする」という根本から見直すことも大切かもしれません。

その後パネラーの皆さんでディスカッション。今回は30代、40代、50代とそれぞれの世代が集まっております。
まずは「理想の働き方」とはというテーマに対して、
山田さんは毎日のtodoに忙殺されていると自分を一定に保つことができないので、ちゃんとリセットタイムを設けることを挙げていました。自分の感情や忙しさが意思決定に影響を及ぼさないように心がけているとのこと。これはトップに立つ人ならではの意見ですね。
一方で、中村さんは理想の働き方はあまり考えたことがなくて、夢を実現させるために一生懸命働くというスタイルでずっとやってきたとのこと。いかに夢を持って働けることが幸せかということですね。
清原さんの場合は
それぞれの世代で理想の働き方があって、お子様が「1歳4歳7歳」だったときは「子どもが熱を出さないこと」が理想の働き方だったそうです。また、別の時期には毎晩12時過ぎまで会議に出て、その後飲みに繰り出して、それでもちゃんと翌日8時には会社にくるというスタイルの時もあったそうです。たしかに自分の環境によって、理想の働き方は都度かわるものなのですね。その反動からか清原さんは40代になってから一年間無職を経験しているそうです。ですが、いきなり自由な時間がたくさんあっても、すぐ飽きてしまう。それと何より「金曜日の夜に飲むビール」が美味しくないと語っていたのが印象的でした。