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2012/09/26

ジーン・ワルツ 海堂 尊

いやー、この海堂さんってヒトは

もちろん会ったことないけど、

医者をやりながら作家もしているなんてとても尊敬いたします。

で、

その作品がいちいち面白いんだよなー。

「チーム・バチスタの栄光」

とか

「ジェネラル・ルージュの凱旋」

とか、ドラマになった作品も多数。

で、

今回のジーン・ワルツ。

Dsc03264

これは、

今の日本の少子化対策に携わる関係者の方は必読書だと思う。

====以下ちとネタバレあります。====

冒頭の部分は、染色体の話が続き、

ちと難しい感じもしたのだけど、

実はそこでの

「ナンバー55のしのぶ」

が伏線となってクライマックスに影響を及ぼすなんて!!

というわけで、

何が少子化対策担当の必読書かというと、

  • 体外受精

  • 代理母

についてのお話であります。

で、

それを「制度化」しようという直接的な提言ではなくって

主人公の曾根崎理恵の行動によって具現化されるというストーリー。

さらに、

現代の医療構造にも触れており、

産婦人科医の抱える問題にも言及するというすばらしさ。

それが最後に畳み掛ける海堂さん独特のパターンに引き込まれて、

小説の完成度もすばらしい!

久しぶりに考えされられるいい小説に出会いました。

堪能させていただきました。

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