鉄の骨 池井戸潤
まったく、
自分の人生とは
- 生き様
も
- 背景
も
- 戦う環境
も違うけれど、
とても共感できました。
サラリーマンとして。
という本に出会いました。
中堅ゼネコンではたらく若手社員、富島平太が「談合」と向き合いながら
戦っていく物語。
===ここからちとネタバレあります。===
で、
決してビジネス書や生き方の指南書ではないけど
そういった類にはとても参考になるワードが続々。
「いまが一番いい。そう思うことが大事なんだ。過去を懐かしむのは構わない。だが過去を羨んではいけない。決してな。」
とか、
「サラリーマンはよく、自分がいなければ会社が回らないと思っているからな。お前のはそれと同じ発送だよ。それは世間が狭い人間の錯覚に過ぎない。自分の代わりが務まる人間は、実は組織に大勢いる。じゃあ、なぜ彼らが出てこないのか。こたえは簡単。自分がそのポストにいるからだ。」
とかね。
といったわけで
「談合」をめぐるストーリーも良いのだけど、
その課のメンバーの結束感というか、
それぞれのキャラクターが個性的で面白かったり。
この中の西田というオトコに憧れるなあ。
こーゆー生き方をしてみたい。
などと思ってしまいました。
さて、
西田と富島が所属する課は大口の地下鉄工事をめぐる談合を
受け入れるのか、否か。
600ページを超える長編でしたがあっという間に読み終えることができました。
さて、
私もしっかり働こうっと。
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