少女 湊かなえ
最初があまり入り込めなかったのは
アスタリスクの1つと2つの違いがわからなかったから。
由紀と敦子の視点の違いなんだねー。
それが平行のまま進むだけかと思ったら、
後半に劇的に面白くなってきて、
帰りの電車で何度一駅乗り越したことか。
で、
彼女の得意技なのか、
最後のハッピーエンドから、
さらに一波乱。
でもってその波乱の上にさらにトッピングをする感じ。
ここまで綿密に計画された伏線が、
最後の章ですべてつながっていくのがとても心地よい。
書籍の帯の
「人が死ぬのを見てみたかった。」
のくだりは
この本の本質なのかも知れないけど、
こんな帯がないほうが先入観なくとっつけたかなー。
個人的には電車に飛び込んだ男性が
持っていた紙ふぶきが盗作された書籍のエンディング
だったことに背筋が寒くなりました。
自分は由紀でも敦子でも紫織でもないなあ。
こんなに出演者に思いを重ねることができない作品なのに、
こんなに惹かれてしまうのはなぜ?
そして、
この読み終わった後の放心っぷりはどこから?
そしてドラマ化したときにだれが敦子?
« サッカー ロンドンオリンピック最終予選 日本代表 VS バーレーン代表 国立競技場 | トップページ | ヒルトン成田 日本料理 松風 寿司食べ放題 »
「書籍」カテゴリの記事
- 疾風ロンド ゲレンデへ行こう!キャンペーン 東野圭吾(2014.01.08)
- 永遠の0ゼロ 百田尚樹 岡田准一(2013.12.25)
- デジタル・クリエイティビティ これからの広告に必要な創造性 村上知紀氏 翔泳社(2013.10.10)
- 錯視と錯覚の科学 Newton(2013.03.29)
- ベロシティ思考(2013.02.21)
この記事へのコメントは終了しました。
« サッカー ロンドンオリンピック最終予選 日本代表 VS バーレーン代表 国立競技場 | トップページ | ヒルトン成田 日本料理 松風 寿司食べ放題 »
コメント