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2009/05/17

ウルル(エアーズロック)に日本人が登るワケ

●このエントリーは今までウルル(エアーズロック)に登った人を咎めるものではありませんのであらかじめご了承ください●

日本人観光客は総じてその国民性か、

海外であまり顔をしかめられるような振る舞いは少ないと思います。

が、

  • ウルル(エアーズロック)だけは別

のように感じます。今回のツアーに参加してそれを強く感じました。

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ウルルは1985年に、オーストラリアからアナング族というアボリジニ(先住民)に返還され、現在はアナング族の土地所有になり、そこにいわば「間借り」するカタチで、観光客用に開放しているものです。

で、彼らはココを「聖地」としてあがめたてまつり、決して登りません。

エアーズロックの登山口にも6ヶ国語の表記で「登らないでください」とかいてあります。もちろん日本語でも。

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で、その中には、

私たちには古来の法律があり、私たちがとるべき行動を教えてくれます。
皆さんにお願いします。私たちの古来の法律に従い、ウルルに登らないでください。

とあります。

さらに、クンマナラ氏の言葉として、
「今あなたが登ろうとしているのは非常に重要な聖地です・・・登ってはいけません。
この場所の本当の意義はのぼることにはありません。
本当の意義はすべてのことに耳を傾けることにあります・・・これが正しいことです。
『登らない』こと、これがあるべき姿です。」

とも書いてあります。

でも、日本人は登る。

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ま、もちろん日本人以外も登っているのですが、

現地のガイドに聞いたところ、

ウルルに来る観光客の中で登ることが多いのが圧倒的に日本人だそうです。

なぜかと思っていろいろ考えたのですが、

こういった看板があること、アナングの人々が快く思っていないことを、

  • 旅行の申し込み時にまったく知らされない

というコトが大きな要因ではないかと。

今回、オーストラリアに行くに当たって、いろいろなパンフレットやガイド本を調べましたが、看板の写真を掲載して、「彼らは登ることを快く思っていない」という記載があったのは、

  • 地球の歩き方

だけでした。地球の歩き方にはその記事の中に、

=例えば日本の神社仏閣に、外国人が土足で入ることを思ったらどうだろう=

という文章もあります。

ですが、オーストラリアに旅行する日本人の中で、どちらかといえば個人旅行向けの「地球の歩き方」に目を通していく人たちは絶対的に少ないわけで、大半はパック旅行のパンフレットを見て決めるわけです。

で、各旅行会社のパンフレットを調べてみました。

Dsc05155

中にはもちろんウルル(エアーズロック)がどーん!

Dsc05158

で、どのパンフレットもエアーズロック登山を大々的にPR。

Dsc05156

Dsc05161

Dsc05168

ひどいのは、

「その後にウルルを聖地として崇めた先住民族アボリジニの足跡を訪ねます。文化に触れましょう」

とかあったりする。でもその聖地に登ってから訪ねるのもどうかと思ったりするのですが。。。

Dsc05163

で、

どのパンフレットも

  • 天気が悪くなったときに登山は出来ません。
  • 体力に自信の無い方は周遊観光を案内します。

とあって、

  • もし、登山が出来ない場合にも返金はしません

との注意書きだけ。

Dsc05167

そんな事より、きちんと伝えなければいけないことが抜けている気がします。

唯一JTBのカタログには小さく注意書きがありましたが、

Dsc05169

たぶん、

旅行会社としての登山をパッケージの目玉としている中でギリギリの表現だとは思いますが、

この注意書きだけでは誰も「登山をやめよう」とは思わないでしょう。

ましてや、

  • 事前の情報がこのパンフレットだけで、
  • 登山がツアーのメインになって
  • リュックや朝食も用意されて
  • 現地にいって、
  • 登ったら「登頂証明書」ももらえる中で、

上記の看板を見たからって、

  • で、だから?

っていうもんです。

実はウルル(エアーズロック)には登頂以外もたくさん見所はあります。

それぞれの展望台から見る、サンライズやサンセットはもちろん、

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周辺の散策路を歩くこともできます。

Dsc02432

マラウォークでは自然のシェルターがあったり、

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滝のあとを見ることが出来たり、

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クニヤウォークではアボリジニが書いた壁画や、

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決してかれることの無い泉を見ることができます。

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他にもアボリジニの生活様式や文化を紹介するカルチュラルセンターとかもあります。

そういった

  • フツーのウルルの楽しみ方

でも充分感動するし、旅行会社もそういった楽しみをPRしていくべきだと思うんだけどナー。

きっと登れなくなったからって観光客は減らないと思います。

だって、今だって天候によって半分ぐらいしか登れる日が無いんだし、そうやって登れなくてガッカリして帰る観光客もいなくなるわけだからお互いにいいとおもうんだけどなー。

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コメント

ドラマの影響も大きいのかもしれませんね。あれも、ここに登頂する話ですよね?

勉強になりました。

>daizoさん
こんばんは!
確かにそうですねー。
ウルルの観光客もそのせいか、若いカップルもけっこう見ました。
ゼッタイ感動する場所だけに、みんなが満足できる観光方法を真剣に考えてもいいかなーと思ったり。

はじめまして ウルルに行きたいと思っていて このページを発見しました。私も同感です。15年ほど前かな?登るの禁止になったって聞きましたが まだ登っているんですね   問題です・・・・ アボリジニの人の心を考えてほしいです!!

>mateさん
コメントありがとうございます!
参考にしていただければ幸いです。
私も行くまで知らなかったのですが、
日本人しか登らないときいてちょっとショックでした。。。
よいたびになりますように!

15年以上前に登りました。
その当時はこんな看板なかったですね。特にこういった話もなかったです。
日本人より、ヨーロッパ、アメリカから来た白人ばかりでしたよ。白人連中はなんと深夜に登り始めて日の出を見るというので、私も一緒に行きました。
聖地云々の話はあったにしても、頂上から見る日の出は感動の一言でした。不謹慎ですが。
深夜から登っちゃうのは白人連中。数百人はいました。
その後、ルール通りに日が登って暑くなってから汗を流して登ってくるのが日本人。

どっちが礼儀正しいんでしょうかねえ?

確かにまっとうな時間に見れば日本人が多いんですが、ルール無視で真夜中に登る白人連中の方がよっぽどマズイ気もします。日本人が特に問題視されてるわけじゃないですよ。
深夜登頂組に日本人は私以外いませんでした。
白人連中はどうやって来ているのか聞いたところ、現地やシドニーで募集しているサファリツアーに参加してるんだそうです。バスでバンバン来てました。

>ひろしげさん
そうだったんですねー。
深夜に登頂していたのは初耳でした。。。
それぞれの国でそれぞれのツアーがあるんですね。
情報ありがとうございました!

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

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