ザ・ガン号。
オーストラリアを縦断する列車です。
ダーウィンからアリススプリングスを経由してアデレードまで。
今回はダーウィンからアリススプリングスまで乗車してきましたのでレポートしたいと思います。
ザ・ガンの始発駅のダーウィン駅は街から外れた場所にあるので、ゴールドかプラチナサービスを利用するお客様には専用バスが無料でホテルまで迎えに着てくれます。
で、ザ・ガンには飛行機と同じように「車内持込できる手荷物」が制限されています。他は荷物を預けるカタチになります。
なので、1泊分の荷物は事前に別にまとめておくのがポイント。ダーウィン駅では荷物の仕分けをする時間的余裕はありません。
で、バスの乗車時に荷物の預けチケットをもらって、あとはおまかせです。
で、20分ほどでダーウィン駅に到着。
ザ・ガンの始発駅とは思えないほどシンプルなつくり。
すでにザ・ガン号が停車しています。
で、預ける荷物はここで下ろされてしばしお別れ。
乗客はバスにのったままで、それぞれの乗車口にバスで向かいます。
そうです。
30両もあるので、「駅のホーム」という概念が無くって、バスで移動して後ろの号車から順々に降りていきます。
で、プラチナサービスではコンシェルジュがお出迎え。
で、室内に入ります。
一般車両は後ろから「プラチナ」→「ゴールド」→「レッド」の編成になっていて、
今回はその「プラチナサービス」の車両の最後尾の部屋でした。
(この部屋に関しては次回レポートします。)
つまり30両の列車の一番後ろの乗客。
その後ろは特別車両(次回レポートします。)とクルマを運ぶ貨車が連結。
前方のザ・ガンの写真はよく見ますが、
最後尾からも1枚。なかなか見ない光景。
後ろはテールマークみたいなものは無いんですねー。
で、程なくして発車。
しばらくはずーっとこんな景色がつづきます。
ちなみに、部屋にはタイムテーブルがあって、食事や停車駅の時刻案内が書いてあります。
停車駅と言っても、ダーウィンからアリススプリングスまでは、キャサリンという駅にしか止まりません。ここに13:40に到着した後、出発はなんと18:20です!
で、4時間40分もの間、何をするかというと、キャサリン渓谷ツアーに出かけるわけです。もちろんキャサリン渓谷に興味が無ければキャサリンの街並みを散策したりもできますが、ここまできたらやっぱりキャサリン渓谷ツアーに参加したほうがいいわけです。
つまり日本のJRのカシオペアにたとえると、
- 上野を午前中に発車して
- 仙台に5時間くらい停車して、
- その間、松島観光とか仙台市街を散策
- そして札幌到着
見たいな感じ。街の規模はまったく違いますが。
ダーウィンは7万人弱、アリススプリングスは3万人弱だしね。
で、食事サービスは改めてまとめてレポートしますが、
ランチをとったあと、キャサリン駅に到着。
みなさん、下車してそれぞれ申し込んだツアーのバスに乗り込みます。
ツアーは
- キャサリン渓谷のを舟で下ってその後歩いて回るツアー
- キャサリン渓谷をボートでこいで下るツアー
- キャサリン渓谷を舟の中でティーをいただきながら鑑賞するツアー
- キャサリン市街までの送迎だけ
と値段もメニューもさまざま。
一番のオススメは
- キャサリン渓谷のを舟で下ってその後歩いて回るツアー
だというので、それに参加してきました。
キャサリン渓谷までバスで送ってもらった後、いよいよ舟に乗り込みます。といっても大型船ではなく、横浜のシーバスのような船です。
で、そのまま川くだり。
しばらくすると周りが断崖絶壁に囲まれてきます。
そこで、船を下りて絶壁の近くを散策。
自然の威力を間近で体験することができます。
ちなみに、ツアーガイドには「歩きなれた靴と健脚であること」が条件として書かれていますが、近所のスーパーに買い物にいけるだけの脚力があれば大丈夫です。この壁面をよじ登るわけでもないですし。(笑)
で、
もどって程なくするとディナータイムです。
食事の模様は次々回のレポートで詳しくお伝えします。
で、食事の後はラウンジカーで乗務員の方から、おもてなしを兼ねてウエルカムレセプションでシャンパンのサービスがあります。(参加は自由です。)
で、そこで乗客同士マイクをまわして自己紹介したりします。
けっこうたどたどしい英語でもみなさん聞き入ってくれるアットホームな雰囲気。
なぜかというと、
から。たぶんみなさん60歳すぎて定年の記念にとか孫が誕生日にプレゼントしてくれました。とかそんな方ばかり。
で、部屋に戻ってあっという間に1日が終わるわけです。