社会貢献 献血に学ぶ
ウチの会社では半年に1回献血のキャラバンが来て会議室を使って終日協力を呼びかけているのだが、先日10回記念としてすばらしい記念品をいただいた。
豪華な装丁の化粧箱を開けると、
「献血10回記念」の礼状と作者プロフィールが。
そして中身はなんと、
「おちょこ」でした!
さらにさらに「400ml献血キャンペーン」なるものを実施中で2回連続400mlを献血すると記念品!というスティッキーキャンペーンのようなものをしておりまして、それでいただいたものがこちらの記念品。
中身は、「携帯電話チャージャークロック」でした!
さらにさらに当日献血した方全員に「キティちゃんエコバッグ」
うーむ。
貰ったときはとてもうれしいのだけれど、たまには少しまじめに考えてみる。
そもそも献血10回で「おちょこ」というのはいかがなものか?
お酒を飲まない人もいるし、だいたい1個で使うものかな?さらに徳利が一緒じゃないとあまり使わないかも。と考えていくと献血を10回した人のうち、この記念品をホントに喜ぶ人は何人いるのだろうか?まあ、使わないで飾っておくモノかもしれないが。
で、さらに「携帯電話チャージャークロック」がもらえる。。。
輸血用の血液が不足なのはとてもよくわかる。
だがホントに集客を考えるのであれば、こういった10回記念やチャージャーの類をもっと見直すべきではないだろうか。
無粋ながらコストを考えてみると、10回記念の品物は箱や礼状の素材から見て3000円くらいはすると思われる。さらにチャージャーは300円~500円くらい?で「キティちゃんエコバック」にジュースやクッキーをいただいて、、、と考えると1人あたり1回献血する記念品のコストだけで500円くらいはかかっていそう。と考えるともっと他にも有意義な集客策はあるんじゃない?って思った。例えば
- 献血ポイントカードを発行。
- Edy!カードと連携して1回献血ごとに500円チャージ。もしくはスイカと連携してもいいかも。
- それかクレジットカードかな。10回献血でゴールドカード、30回献血でプラチナカードに昇格。万が一大きな事故に遭ったときは優先的に輸血してもらえるとか。でこのプラチナカードをもつことがステイタスと感じられるデザインと社会風潮をつくる。
- キャラクターをキティちゃんからホントに病気で困っている人やその家族に変更。私の友人も大きな病気にかかっている人がいるけど、そういった人たちは笑顔の裏でホントに苦しんでいると思う。
- 500円を貰うことをうしろめたいと思わせずに「社会に貢献している」という意義を強調。
- もしくは高校生、大学生の健康な体を持つ人は献血を義務化。乳幼児に予防接種を義務化していた時代だってあるんだから意外と出来そう。
- さらに200mlや400mlだけではなく、体型に応じて800mlまで採取可能にする。それか体型に応じて次回献血までの期間を短縮。だって20代の現役柔道選手やラガーマンのような体型の人と、60代の隠居生活を楽しんでいる人が同じ採取量かつ同じ間隔をあけないと献血できないっておかしくない?20代の現役柔道選手やラガーマンの中にはもっと「貢献したい」って思っている人もきっとたくさんいると思う。
- それか献血のポイントとか一切なくして、代替として医療費の自己負担比率が献血回数によって低減していくとか。
- あとは軽微な犯罪を犯した人に社会奉仕活動として街の清掃とかさせているけど、そこに献血回数とかも選択肢に入れるとか。
まあ、いろいろ書いてみたけど「究極の献血集客策」は
- 痛くないようにすること。
かなぁ。
これが実現すると爆発的に献血協力者が増えるような気がする。

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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
うーん、すごい観点です。こういうことに気づかれる人ってなかなかいませんよね。広告とサービスについて考えされされます。
投稿: daizo | 2007/11/27 17:57
>daizoさん
身に余るコメントありがとうございます!
ブログを始めていまさらですが、「考える力」が身につきました。(笑)
投稿: YAS | 2007/11/28 01:05