別れの季節
たいていの会社は10月1日付けと4月1日付けに、人事異動なるものがあり、私もいろいろな別れと出会いを繰り返してきましたが、ちょっと今日のはしびれました。
入社が同期で今もお付き合いのある人がオーストラリアに2ヶ月ほど家族と移住生活をするとのこと。昔から知っている仲だけに会話は笑顔で終始したが、実は万感胸に迫るものがあった。
同期と言っても一緒に仕事をしたのはほんの2年ほど。そんなに親密な家族ぐるみの付き合いというわけではない。趣味もまったくと言っていいほど違う。彼の趣味に対するこだわりや造詣の深さには感服するし理解も納得もするが、なんせジャンルが違うので共感ができない。だけどすごくいいヤツで、同じ年に北海道と九州でそれぞれ入社して、それがめぐりめぐって東京で一緒に仕事をすることに。すごい縁だと思う。
だって、それまでのお互いの人生なんて接点のかけらも無かったんだから。
生き方も違うなぁ。
入社は一緒、だけど数年前にプイと会社を辞めて高崎で家業を継いだと思ったら、いろいろあって、家業を継ぐのをやめて今は職探し。だけど奥さんがさらに出来た人で、
「なかなか人生でこれからまとまった休みを取ることなんて出来ないんだから次の職を見つける前にオーストラリアでゆっくりしよう。」
とのこと。
- マイホームを購入して、ローンを返すべく、会社に貢献するべく、家族を養うべく、働きまくる。
コレはコレで幸せだったり仕事が充実しているととても楽しい。
が、
- 一生懸命会社や家庭や地域に貢献して、いろいろな壁にぶつかったときに過去のしがらみをきっぱりと捨てて、新しい生活に前向きにトライする。
という生き方もとてもよい。
この「よい」というフレーズは、自分では出来ない選択なので「他人の芝生」状態なのかもしれないし、彼の生活の事情をすべて知っているわけではないので軽率な発言かもしれないけど。でも今日のある種達観した彼の表情をみて少し安心した。
オーストラリア、いいねぇ。いよいよ今日出発ですな。
誰もいなくて独り占めできる湖と、
誰もいなくて独り占めできる海岸がたくさんあります。
もしかしたら唯一の共通の話題になるかも!
とにかく、別れと言っても大体は永遠の別れになるわけではなく、これだけネットもメールも時差や国境を越えて飛び交う時代だから、そんなに鑑賞に浸るほどではないのかもしれないが。
なんて通勤快速の車内でひとしきり考えながら帰ってきました。
とにかくエールを送りたいと思う。
ガンバレー!

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